2018年3月7日水曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し、上総の田んぼ、上総の農家から畑脇の果樹園、武家屋敷、堀割広場を巡って戻りました。

●上総の田んぼで見られる植物は、真冬の姿をしているもの、ツボミが膨らんでいるもの、花が咲いているものなどバラエティに富んできました。
●タネツケバナの仲間の果実は、棒状の形をしています。果実の向きは、ミチタネツケバナは上に向き、タネツケバナはやや横を向きます。
●アオキの果実には虫こぶが出来やすく、虫こぶが付くと変形してダルマのような形になります。アオキの別名を「ダルマノキ」と呼ばれるのはここから来ています。
 寄生する虫は「タマバエ」で、虫こぶの名は「アオキミフクレフシ」と言います。
●ミヤコザサは、葉の裏に毛が生えているので白っぽく見えます。クマザサには毛が無いため緑色が濃く見えるので区別がつきます。
●コセリバオウレンの実が出来る季節になってきました。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。3月2日(金)の観察に基づいています。(風) 


※自然観察会のお知らせ
 むらの自然ガイドボランティアでは、月に一回、土日のいずれかを利用して来館者を対象とした「自然観察会」を開催しています。
 3月は下記の予定で行いますので、興味のある方是非ご参加下さい。
○日時: 3月18日(日)午後1時30分から1時間程度(雨天中止)
○集合場所: 総屋前
○今月のテーマ: 「千葉県の自然と森林(もり)の種類」
○参加費: 無料(むらの入場券必要)

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