2018年3月2日金曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し、上総の田んぼ、上総の農家から畑脇の果樹園、武家屋敷を巡って戻りました。

●田んぼ脇の道や畔にはロゼットが沢山見られます。中でもタネツケバナが沢山見られ、早くから開花しているものがあります。
●アカマツの実生(みしょう)で芽生えたものをよく見かけます。草刈があるので大きく成長させるには保護が必要になります。
●春が近づいてきているので冬芽は大きくなり、中には色づき始めたものもあります。
 ジンチョウゲの花芽もだいぶ大きくなってきました。
●茶室前の紅梅が盛んに咲いています。上総の果樹園では白梅が咲き出し、普段は入れない場所が開放されているため、花を近くで見ることが出来ます。
●梅の近くにナワシログミの実も沢山できています。グミの葉の裏が真っ白なのは「銀色の鱗状毛」が密集しているためです。グミ属共通の特徴です。
●ルーペでの観察対象になりますが、コケ(蘚苔類)や地衣類もよく見るとチャーミングです。ヒナノハイゴケは別名「クチベニゴケ」と呼ばれ、赤い色がチャームポイントです。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。2月23日(金)の観察に基づいています。 (風)  


※自然観察会のお知らせ
 自然ガイドボランティアでは、月に一回、土日のいずれかを利用して来館者を対象とした「自然観察会」を開催しています。
 3月は下記の予定で行いますので、興味のある方是非ご参加下さい。
○日時: 3月18日(日)午後1時30分から1時間程度(雨天中止) 
○集合場所: 総屋前 
○今月のテーマ: 「千葉県の自然と森林(もり)の種類」 
○参加費: 無料(むらの入場券必要) 

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