2016年2月28日日曜日

藍のしぼり染(大判飾り布)

 今日は、呉服の店で実施している「藍のしぼり染(大判飾り布)」の教室の2日目。染色作家の大津翠先生のご指導のもと、見事な作品が仕上がりました。シーツ大の綿布に、参加者は思い思いのデザインを施しています。  
 「縫い物は好きですが、得意ではありません」と謙遜される方もいらっしゃいましたが、皆さんきれいな模様がでています。
 今年度、大津先生による演目は終了しましたが、4月以降もまたご指導いただける予定です。詳しくは、3月中旬発行の『平成28年度 体験のしおり』をご覧ください。(A)

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し上総の田んぼ、竹林の坂、上総の農家・畑を巡り、資料館へ戻りました。暖かく春先を思わせるような観察日和となりました。

●上総の田んぼの周りでは、農作業には邪魔になるでしょうが、野草が元気になってきました。クズの蔓の葉の落ちた痕(葉痕)が人の顔に見えます。
●木々の冬芽も色づき大きくなってきました。モミジイチゴ(キイチゴの仲間)やトサミズキの冬芽は赤く、とても綺麗です。タブノキの冬芽は大きく見ごたえがあります。これからさらに大きくなります。
●上総の農家では、7mmほどの小さなナミテントウが陽を浴びていました。
●コセリバオウレンの花は相変わらず盛んに咲いています。
●上総の農家や武家屋敷横の梅の花は、最盛期に入ってきました。
●よしず小屋前のマンサクの花が咲き始めました。木のてっぺんにだけ咲いているので、観察するには双眼鏡が必要です。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。2月19日(金)の観察に基づいています。  (風)

2016年2月26日金曜日

昨日は、つかの間の雪景色!


昨日の明け方に降った雪は、少しだけですが、雪景色をつくってくれました。

上は上総の農家の茶の木、下段は下総の農家の菜の花です。
 
昨日はパソコンの調子が悪かったため、一日遅れになってしまいました。(フ)
 


2016年2月20日土曜日

登り窯 本焼き3日目


今日の午前中は天気に恵まれ、多くの方に見学していただきました。午後はあいにくの天気となってしまいました。あすは本焼き最終日です。作品の入っている部屋を1部屋ごとに温度をあげていく「横くべ」を行います。
午前9時から午後4時までの開館時間中は、見学することができます。ぜひご来館ください。(I)



窯の中が明るくなってきました

2016年2月19日金曜日

河津桜とメジロ

まだ安定しない天候が続きますが、ここ2~3日の暖かさでドラムの里の河津桜がたくさん咲きはじめました。

朝9時頃に桜を撮っていたら、メジロが蜜を吸いにあちこち飛び回っていました。
なかなか落ち着いて止まってはくれませんが、「下手な鉄砲も・・・」で何枚も撮った内の2枚です(^_^;)


花はまだまだこれからですが、春を感じる色合いで少しだけ心も温かくなりました。(マ)

2016年2月18日木曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し上総の田んぼ、竹林の坂、上総の農家・畑を巡り、資料館へ戻りました。薄曇りですが比較的暖かな観察日和でした。

●上総の田んぼ手前の池の周辺では、ヒメガマの種子が破裂していましたが、まだ茎に付着しており、風に飛ばされるのをジット待っています。
●今年は、春の七草のひとつであるハハコグサ(ゴギョウ)が沢山生えていました。
●上総の田んぼ脇の斜面林の赤土が崩れた部分から、水がしみ出しています。そして水路にたどり着いた水が10cmほどのつららとなっていました。
●上総の田んぼの周りでは、ヒメオドリコソウやオオイヌノフグリの小さな花がチラホラ咲いています。
●ヒメコウゾ、タラノキ、ガマズミ、ウグイスカグラ、イロハモミジ、チョウセンレンギョウの冬芽が見られました。
●コセリバオウレンの果実が放射状の形に生長してきました。花もまだ盛りです。
●細長いコナラのどんぐりが根を出していました。赤い部分は「子葉」といって、栄養を沢山含んでいて発根・発芽に役立ちます。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。2月12日(金)の観察に基づいています。  (風)

2016年2月17日水曜日

「ビックりひなまつり」今日から開催!


今日10時前から7人で飾り付けを行い、午後3時前に終了しました。
 
寄贈いただいた雛人形の数は10組、計127体で、幅3.6mの七段では間に合わず、急遽2組の雛人形を隣に設置しました。それでも、金屏風や雪洞などの他、道具類のすべては飾りきれませんでした。

人形の製作時期は、人形の箱に入っている包装紙や説明書などからすると、昭和40年代から50年代のもののようです。

開催期間は農村歌舞伎舞台で3月6日(日)までですので、是非お出かけください。(フ)

2016年2月12日金曜日

この段は?


この写真は農村歌舞伎舞台のものです。よく見ると、七段になっています。

この時期に七段と言えば、そうです!雛人形用の段で、板材、ゼミテーブル、野菜用コンテナで組み上げて作ったものです。

むらの雛祭りは、上総・安房の農家の生活歳時記として、資料調査に基づいた「祝い膳」などの展示を旧暦で行っていますが、昨年、家庭で眠っていた思い出深い雛人形が寄贈されたことから、農村歌舞伎舞台を会場に展示として活用することにしたものです。

実は、今日は雛人形を飾り、明日から公開する予定でしたが、週末の天気が春一番による大荒れ予報のため、飾り付けを17日(木)、公開を18日(金)に延期することにしました。お楽しみに!(フ)

2016年2月11日木曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し上総の田んぼ、竹林の坂、上総の農家・畑を巡り、下総の農家、安房の農家まで足を伸ばして資料館へ戻りました。

●上総の田んぼでは、ゲンゲやハハコグサの葉に付いた霜が溶けて水滴になっていました。
●ここ数日の朝は非常に冷え込みます。竹林の坂では、この地域にあまり見ることの出来ない3~4cm程の霜柱が見られました。
●コセリバオウレンの花は元気で、すでに果実が出来たものがありました。
●樹木の冬芽には美しいものが沢山あります。マユミ、トチノミ、トサミズキ、イチョウを画像を収めました。
●下総の農家では、カラタネオガタマの花芽が膨らんでいました。バナナの香りのする花が咲くのが待たれます。
●野鳥も数多く見られます。アオジやシジュウカラなど。特に、キクイタダキという日本で最小の小鳥は、頭に明るい黄色の冠毛があることから「黄色い小菊を頭に載せたようだと」この名前がつけられたそうです。この珍しい小鳥を今回2羽同時に見ることが出来ました。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。2月5日(金)の観察に基づいています。  (風)

2016年2月4日木曜日

ロウバイも咲いています

上総の農家に咲いているソシンロウバイはそろそろ終わりですが、風土記の丘資料館前にあるロウバイは今ひっそりと咲いています。
周りに咲く花もなく、花びらも細いのであまり目立ちませんが甘い香りでわかるかもしれません。

ソシンロウバイは花の中心も黄色ですが、ロウバイは中心が赤紫っぽい色です。
比較のために両方アップしますね。


こちらがソシンロウバイです。















そしてこちらがロウバイです。














下の写真のコセリバオウレンはしばらく私たちの目を楽しませてくれそうです。 
その他にも水車小屋周辺には紅白の梅も咲いています。   












シモバシラ(植物)に付く霜柱は朝の冷え込みが強い日の早朝が狙い目です。

では、皆様のお越しをお待ちしております。(マ)                

2016年2月2日火曜日

風土記の丘歳時記

《縄文料理》

今年も真冬恒例の「縄文鍋」を作りました。
レシピは、土器にお湯を沸かし、ドングリ団子・鶏肉・鮭・野菜を入れて、
勝浦の海水で作った「古代塩」で味付けをするというシンプルなもの。

まず、火おこしから始めます。相当熱くなったところで、火の番をのこし
て、ドングリ団子を作ります。団子には、ドングリの粉・小麦粉・すりおろ
した山芋が入ります。力技で練って、生地を小さく丸めると出来上がり。

材料を土器鍋の中に投入し、竹の棒でかき混ぜつつ、いい具合に煮え
たら、いよいよ試食です。

ほのかな塩味とドングリ団子の野性味が持ち味の一品。体の芯から
温まる「縄文鍋」でした。