2014年2月25日火曜日

およそ170cm!

 
 上総の農家の演目「むらの災いよけ」で、かしま人形の作り直しが行われました。
 
 かしま人形とは写真の様な武者姿をした男女一対のわら人形のことで、五穀豊穣と悪疫退散(あくえきたいさん)、村内安全を祈願する行事として袖ヶ浦市阿部では古くから続いているものです。腰には大小の刀を差し、男人形は袖絡(そでがらみ)、女人形は薙刀(なぎなた)を手に持っています。また理由ははっきりしませんが、両手両足の指が4本と決められているなど不可思議な点もあったりします。
 水車小屋近くの園路に展示していますので、ぜひご覧になってください。(y)
 

2014年2月22日土曜日

七草の見つけ方

↑ クリックすると大きくなります。
 6組16名の参加者と一緒に、七草を探しに出かけました。房総のむらでは、普段は植物の採集はできませんが、今日だけは特別に、セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロのうち、スズナ(蕪)とスズシロ(大根)を除く5種類の草をお持ち帰りいただきました。昨日のブログhttp://boso-nomura.blogspot.jp/2014/02/blog-post_21.htmlでも紹介しましたが、里山の風景がある房総のむらにおいても、七草全種類を見つけることは難しく、特にホトケノザ(コオニタビラコ)は、ボランティアさんにとっても、「今年は見つけることができるのか」とハラハラしたそうです。


 植物を見つけるためには、葉や花の特徴を覚えることはもちろん、その植物が好む環境を知ることも大切です。参加者の皆さん、今夜は美味しい?七草粥、食べてくださいね。今日の観察会は、自然ガイドボランティアの皆さんが熱心に活動してくださっているおかげで実現しました。改めて感謝申し上げます。(A)

①まずは、七草の行事についてお勉強 ②武家屋敷の畑ににて「これは、何かわかるかな?」 ③小さいお友達も、一生懸命観察しています ④田んぼのへりで、セリを発見!匂いを覚えてみよう ⑤ハコベをルーペで観察中

■「ボランティアによる自然観察会」
 ボランティアが房総のむらの自然をご案内します。
 第2あるいは第3日曜日開催。
 日 時:3月16日(日)13:30~14:30 
 対 象:小学生以上。小学生は引率が必要。
 その他:雨天中止。

下総の農家 辻きり

古い辻きりをはずしています
 2月19日(水)に下総の農家の「辻きり」の交換を行いました。房総のむらでは年に1回交換しています。

完成
印西市龍腹寺(旧本埜村)で作られていた「辻きり」で、毎年、1月8日に地蔵堂にむらの人が集まりムカデをかたどった毛羽だった太い綱を3本作り、綱の中程には龍腹寺のお札をはさんだヌルデの枝と榊、篠竹をさします。
できあがった太い綱は五穀豊穣を祈り、むらの入り口に吊るします。
古い辻きりは吊るしていた木の根元に置いておく習わしがあるそうです。
(M)


2014年2月21日金曜日

「むらの寺子屋」開催します!

 明日は「むらの寺子屋」を開催します。今回のテーマは“春の七草”です。房総のむらで活動しているボランティアさんの協力のもと、館内に生育している春の七草を探して観察します。
 私も先日の勉強会に参加させてもらいました。最初は“ただの雑草”に見えていましたが、ボランティアさんの詳しい説明を聞きながら観察しているうちに、七草を見つけるのが楽しくなりました。この講座に参加した後は、道に生えている草花も少し違ってみえるかも・・・?ちなみに、私のお気に入りの七草は「ハハコグサ」です。さわり心地がとっても気持ちいいんですよ。ぜひ私たちと一緒に見つけましょう。(ha)

2014年2月19日水曜日

登り窯の本焼きスタート

9月から続けてきた「登り窯によるやきもの作り」の体験も、いよいよクライマックス。今日から「本焼き」作業が始まりました。最初は少しずつ火を入れて、窯の温度を徐々に上げていき、23日の日曜日には窯全体に火が回る予定です。日曜日は一般公開となりますので、炎が織りなす造形の現場を是非ご見学ください。そして体験者の皆様は、3月2日(日)の窯出しをどうぞお楽しみに!(え)

2014年2月15日土曜日

瞬間メタルのお二人が来館


去る2月7日(金)、宝くじ専門雑誌の取材でお笑い芸人コンビ瞬間メタルのお二人が来館されました。当館の体験を通してラッキー数字を予想するという企画でした。お二人は取材開始から現場の雰囲気を盛り上げ、ご案内していた当方は笑いっぱなしでした。また、ご覧のように当館のスタッフとの集合写真にも気軽に応じていただきました。右端がタケタリーノ山口さん、右から4人目が前田はっこーさんです。左側の小さい写真はせんべい焼体験中の前田さん。焼きたてをお召し上がりいただきました。なお、雑誌は、主婦の友社発行の『ロト・ナンバーズ「超」的中法』4月号、2月28日発行予定です。(た)

2014年2月12日水曜日

今日の房総のむら





 一部通行止めもありますが、当日体験の演目は通常通り行っています。来館を見合わせる団体様が多い中、印西市の小学校が来てくれました。貸切状態の中、ワークシート片手に商家の店を一軒一軒丁寧に見学しています。(A)



2014年2月9日日曜日

房総のむら、どうにか開館中

 昨日からの降雪により、房総のむらも、一面の雪、雪、雪!!入口の大木戸を開けることができず、臨時出入り口を作りました。現在も、館内の職員が総出で膝まで積もった雪を片づけています。(あれ?雪だるまを作っているようにも見えますね。)
 本日、体験は中止とさせて頂きますが、開館はしています。ご来館の際には、十分お気を付けていらしてください。
 ※館内の園路は、まだ雪かきが追い付かず、歩ける状況でないところがあります。(は)

2014年2月6日木曜日

災い来るな!

 下総の農家では、2月8日(土)に実施する「むらの災い除け」の下準備を行いました。湿り気を加えたワラを継ぎ足し、力を加えひねりながら、3メートル以上のしめ縄が完成しました。全貌は、後日報告します!(A)

■むらの災いよけ
○上総の農家(実演・展示)
むらの中に災いが入らないように、むら境に綱を張る行事です。内房地域の「綱つり」を再現します。
日  時:2月23日(日)9:30~15:00
そ の 他:雨天中止

○下総の農家(実演・展示)
富津市関尻地区に伝えられている大わらじや印旛村(現印西市)竜腹寺地区に伝えられている大蛇を作り、展示します。
日  時:2月8日(土)9:30~15:00

○下総の農家(体験)
八千代市上高野に伝えられている、家の門口にかける小蛇を作ります。持ち帰れます。
体 験 日:2月9日(日)9:30~15:00
対  象:小学3年生以上。小学4年生以下は1人に1人の引率者が必要。引率者は    
体験者の補助をお願いします。
料  金:300円(別途、房総のむら入場料が必要です)
参加方法:事前申込(8人/体験の20分前まで受付)

竹林整備!

 本日、約15名の職員で恒例の竹林整備を行いました。男も女も、ノコギリ片手にバッサバッサと3メートル以上の竹を切り倒します。そして、何より大変なのが、倒した竹を抱えて坂道を上り、一か所に寄せ集めること。まっすぐ伸びた竹は、竹馬や竹細工に使用します。枯れた竹も、細かく粉状にし、肥料として活用します。そう、リサイクル社会が成り立っているわけです。

 初めて竹林整備に参加しましたが、枯れた竹と青竹では重さがかなり違うこと、ノコギリの使い方、そして何より竹の伐採が重労働であることを身を持って知りました。女性達からは、「何キロ痩せるかしら?」「竹林整備でダイエットっていう演目を実施したらどう?」なんて会話もありつつ、約3時間。竹林整備は、まだまだ続きます…。(A)

2014年2月5日水曜日

紙漉き、見たことありますか?

和紙をどう作るのか。何となくは知っているけど、実際に見たことがある人は少ないのではないのでしょうか。房総のむらでは2月7日まで紙漉きの実演があります。楮(こうぞ)を原料とした和紙を漉いたり、漉いた紙を乾燥させるなどの工程を実演します。10:00~12:00と、13:00~15:00の予定ですので、是非ご覧下さい。(k)

春は名のみの…

水車小屋近くの梅がほころびはじめました。節分の日に開いたようですが、立春の雪と寒さにびっくりしているのではないでしょうか。(い)

2014年2月2日日曜日

年に1回の和紙原料作り!!

商家の紙の店では年に1回、この時期に和紙原料作りを行います。春から育てていたコウゾの木の枝を刈り取り、蒸して皮をむきます。この皮の表皮を取り除き、内側の皮を原料として和紙を漉きます。皮むきには来館者も参加していただき、店先はにぎわいました。みなさん初めての体験で、皮が意外に簡単にむけるので、楽しそうに作業をしていました。冬の寒い時期が、紙漉きのシーズンです。2月の8日㈯・9日㈰・11日㈫には紙漉きの体験もあります。はがきや半紙を漉く体験ができますので、ぜひたくさんのご参加をお待ちしております。(す)

縄文カゴ できた!

2月2日(日) 縄文カゴ作り(第1回目)を実施しました。これは千葉県の山林中に自生するオオツズラフジのつるを使用して籠を編んでいくものです。野生のつるを使用するため、ざっくりとしたワイルドな籠が仕上がり、参加者は満ち足りた笑顔で帰宅しました。できた籠は、玄関の花生け、植木鉢を置いたり、卵入れにするなど、多用な使い道があります。
材料となるつるは、藤ヶ﨑、北﨑両講師が年末から山中に入り採取してきたもので、一本ごとにねじれ、曲がり、こぶなどがあり、いかにも縄文人好みのイメージがあります。次回は2月8日(土)(第二回目)です。まだ若干名の空がありますので、ふるってご参加ください。(ori)(写真はクリックすると大きくなります)

2014年2月1日土曜日

桜餅

講師:大川功修

2月1日(土)・2日(日)の2日間、菓子の店では桜餅作りが行われています。
 
午前中は桜餅の生地を、昔ながらの炭火を使って焼く実演を行いました。
こちらの生地は小麦粉を使用した関東風の生地になっており、もちもちとした触感が楽しめます。
また名前の通り、生地のほのかな桜色と葉の緑色で暖かな春の訪れを感じる和菓子となっています。
 
午後の予約体験はすでに満員の状態ですが、午前中に出来上がった桜餅は、午後1時頃よりお茶の店2階の喫茶で販売しますので、この機会にどうぞお召し上がりください。※数量限定です。(y)




房総のむらの花だより

○先週に引き続き“春の七草”探しをしました.○先週見つけられなかったナズナが1本だけありました.ハハコグサも1個体だけみつかりました.七草粥をつくったら,房総のむら から絶滅しちゃいますね.今日は,畑にある すずな(カブ),すずしろ(ダイコン)以外の植物を,すべて見つけることができました.○2月22日の むらの寺子屋は“春の七草”です.○他にみられた花を写真でご覧下さい.
●セリ( 水車小屋下の田~ 多い )
●ナズナ(水車小屋下の田~ 一本)
●ごぎょう<ハハコグサ>(水車小屋下の田一本)
●はこべらコハコベ( 水車小屋下~比較的多い )
●ほとけのざ(コオニタビラコのことですが,オニタビラコで代用,水車小屋下の田) 
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◎以上は,むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です.1月31日(金)の観察にもとづいています.画像はクリックすると大きくなります(風+管).