2017年11月22日水曜日

房総のむらの花だより

 本日は資料館を出発し、上総の田んぼ、竹林の坂、上総の農家から堀割広場を巡って資料館へ戻りました。

●ムラサキシキブに冬芽が目立つようになりました。冬芽は“裸芽”と言われ、ツボミを包む芽鱗が無いタイプです。
●大型のシダであるゼンマイが黄葉しています。
●センボンヤリは今年は沢山生えました。まだツボミの状態(閉鎖花)のものもありました。
●一輪だけ咲いたキッコウハグマの花は、終期の姿になりました。
●ツタ(夏蔦)の紅葉が黒い板塀で映えています。ブドウの仲間で、吸盤で高い場所に伸びていきます。
●イモカタバミの花が元気です。
●キキョウの果実の横に窓が出来、そこから種子がこぼれ落ちる仕組みになっています。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。11月17日(金)の観察に基づいています。 (風)

写生コンクール受賞3作品を展示しました

第39回写生コンクールで「館長賞」「友の会会長賞」「特別賞」を受賞された3作品を総合案内所(総屋)に展示しました。

 むらは四季折々の表情を見せてくれます。先日も商家の町並みにおきまして、とても熱心にスケッチされてる方をお見かけしました。

 次回の作品募集は9月頃を予定しております。来年はあなたの作品がこちらに展示されるかもしれませんよ? ()















館長賞
「船乗り場」
中村 政敏様(一般の部)

















友の会会長賞
「嵐の中を駆け回る雷龍」
野地 翔陽様(中学3)

















特別賞
「今は無き本堂」
山田 康介様(中学1)


2017年11月21日火曜日

房総のむらではホテル日航成田と連携事業を行っています。

房総のむらでは、今年4月からホテル日航成田の協力により、無料送迎バスの運行を行っています。実は他にも、ホテルのロビーを使った、むらの体験演目を紹介するミニ展示を行っています。
最初は外国の方に人気のある甲冑の展示を行いました。その次が茶道具の展示。そして11月21日からは千葉県を代表する伝統工芸品『佐原張り子』の展示が始まりました。張り子は木型に和紙を何枚も貼り付け、型抜きして作り出します。期間は12月21日までです。製作したのは千葉県の伝統工芸士である 鎌田芳朗氏によるものです。
むらでは早速、11月25日(土)に張り子の体験があります。体験では型抜きした「おかめ」や「ひょっとこ」などの張り子に絵付けをします。まだ空きがありますので、ぜひご予約ください(Ⅰ)。


展示風景


展示完成!!

霜柱立つ!-この冬一番の冷え込み-

今日は、各地とも今季一番の冷え込みになったようで、当館でも初の霜柱が立ちました。地面の温度が氷点下になったということなので、寒いはずです。そう言えば、昨年は11月24日に降雪がありました。


写真は、下総の農家の9時半過ぎの状況ですが、陽射しが射さないところでは高さ1cm程の霜柱を見ることができました。左右の緑色の葉は、右側が9月下旬播種の東京長カブ(収穫時期:年明け頃)、左は同じくミヤマコカブ(収穫時期:12月頃)です。霜により、上総の農家の畑では里芋(八頭)の葉が霜げていました。

これからの時期、冬野菜が美味しくなりますね。(フ)

「下総の農家」菜種油作り実況

 「下総の農家」の「菜種(なたね)油作り」の実演です。
はじめに、天日で干して乾燥させた菜種」を炒ります。「カマド」に据えられた鉄製の平たい鍋「ほうろく」で、「菜種」を焦がさないように火力を調整しながら炒ります。
②次に、炒った「菜種」を広げて粗熱をとって(手前:「箕の中に新聞紙を敷き、炒った「菜種」を広げて冷ましています)から、「石臼」で挽いて粉末状にします。その後に、挽いた「菜種」を「蒸籠(せいろ)」で蒸します。
③粉末にして蒸された「菜種」を、昭和20年代に使われていた「螺旋式搾油機」の円筒の中に入れます。円筒の中には乾燥した「シュロ」の繊維を袋状に敷き詰めてあり、その中に粉末の「菜種」を入れ「シュロ」を巻き込んで上部も閉じます。そして、いよいよ「螺旋式搾油機」のハンドルを回してネジ山の切られた軸を回転させながら下方に押し下げ、円筒の中に入れた粉末の「菜種」に圧力を加えて油を搾り出します。まさに搾り出すといった感じで、圧力を加える作業はかなりの重労働です。しかし、人力だけで油を搾るだけの圧力をかけることができるのですから、この道具「螺旋式搾油機」は優れものです。
やっと「菜種油」が出てきました。搾り出された「油」は、「搾油機」円筒下部側面の孔から少しずつ染み出すように出てきて、下にたまった油が注ぎ口からゆっくり垂れるように受皿に落ちました。「下総の農家」全体に、香ばしい香りが立ち込めました。

小雪(二十四節気)虹蔵不見(七十二候)11月22日~26日 オシドリ飛来

 北日本や北陸では雪のニュースも聞かれる季節となりました。二十四節気は「小雪(しょうせつ)」です。七十二候は「虹蔵不見(にじかくれてみえず)」で、「立冬」から半月も過ぎ、日の光は弱まり虹が見られなくなるということのようです。写真は、「武家屋敷」「茶室」の「炉」です。「立冬」を迎え、「房総のむら」の「茶室」も夏の「風炉(ふろ)」から冬の「炉(ろ)」に変わりました。
 「上総の農家」の前の畑で行われた「くん炭」作りです。「籾殻(もみがら)」を燃やし炭にして、土壌の改良材などにします。一昔前までは、農村のあちこちの田んぼなどで行われていたのですが、最近はめっきり見かけなくなりました。風のない穏やかな日には、周辺一帯に霞がかかったように煙が広がった秋の景色を思い出します。
 「商家の町並み」「鍛冶屋」の「農具作り」の実演です。「鎌」を打っているのは、酒々井町の「稲坂徳太郎」さんです。農業が主産業であった頃は、農作業に必要な「農具」を作り、修理をする職人さんが、どこの農村にもいたようです。稲坂さんもそんなお一人です。驚いたことに、先日は、この様子を訪日アメリカ人の「鍛冶屋(Blacksmith)?」さんが熱心にご覧になっていました。
 こちらも「鍛冶屋」ですが、「鉄の小物作り」の体験です。イギリスからおいでになった方が、「ペーパーナイフ」を作りました。器用なことに、右手だけでなく、左手でも同じように真っ赤に焼けた鉄を叩いていました。 
 こちらは、「商家の町並み」「瀬戸物の店」で「七宝焼き」を体験しているアメリカからお見えの親子です。当館技術員の英語の説明を聞きながら、金属板の上に絵の具をのせ、その上に色の付いた小さなガラス塊をピンセットでつまんできれいに並べていました。 
「商家の町並み」「めし屋」の「太巻き寿司」の実演です。「太巻き寿司」は、千葉県の山武地方を中心に、冠婚葬祭などの時に作られた「房総」の「郷土料理」です。この日は、「花椿」を作りました。

「房総のむら」に隣接する成田市の「坂田が池」に飛来した「オシドリ」です。「坂田が池」の「マガモ」などの「冬鳥」は随分増えてきましたが、断然この「オシドリ」が目立ちます。カラフルです。昨年は、オスだけでも4羽はいたそうですが、今年は今のところこの1羽だけのようです。

2017年11月19日日曜日

紅葉前線南下中

 「掘割」の「紅葉」の追加です。「掘割」では、日ごとに”赤”が広がっています。
 見上げると、”真っ赤な”ところもあります。
 「紅葉」に差し込む日差しが、なお一層”赤”を際立たせています。
 「房総のむらエリア」では、”真っ赤な”「紅葉」はまだ「掘割」だけです。
 「農村歌舞伎舞台」のある「おまつり広場」の「茶店」もご覧の状況です。少し色づき始めていますが、もう少しですね。
 「風土記の丘エリア」では、太陽によく当たる部分のみ一部だけが赤く色づき始めましたが、まだまだ”緑”です。写真は重要文化財「旧御子神家住宅」周辺の黄ばんだ雑木の様子です。
 「旧御子神家住宅」では、「柿」にはまだ葉も残っています。遠くの「柿」は葉が落ちましたが、「イチョウ」は黄色の葉がまだ残っています。 
 重要文化財「旧学習院初等科正堂」の「イチョウ」の葉も、まだ残っています。
 それでも、日ごとに寒くなってきましたので、「房総のむら」では一番の「紅葉」の見所、「風土記の丘エリア」の「紅葉」もまもなくだと思います。